治療内容

治療方針

当院では、痛いところだけでなく全身に心地よい鍼とお灸をし、からだの調子を整えていきます。
また、なんとなく「最近疲れやすいな」「手足が冷えるな」「イライラしやすいな」など、つらいけれど病名がつかない、いわゆる「未病」の段階で鍼灸治療をすることをおすすめしています。
女性鍼灸師による施術ですので、女性の方も安心していらしてください。

こんな症状に

ちょっと体調がおかしかったり、疲れがたまってだるかったり…。それなのに、病院へ行っても「特に問題ありません」と言われた経験はありませんか?
鍼灸治療は、そんなツライ症状でお困りの方に効果的です。

はり治療

鍼の刺激によってモルヒネに似た物質が体内で作られ、痛みが軽くなるといわれています。他にも、さまざまな痛みを抑えるメカニズムがからだにはあります。

鍼は痛みに対する効果だけでなく、自律神経が支配する胃・腸・膀胱などの内臓や血圧などに対しても機能を整える作用があるのです。
例えば、胃が重たい症状のとき、足にある足三里というツボを刺激すると、改善されます。

お灸治療

直接灸

米粒の半分ほどの大きさのもぐさを皮膚にのせ、線香で火をつけて燃やします。温度は最大でも60~80℃ぐらいです。
当院では国産ヨモギを使った最上級のもぐさを使用しています。それをふんわりと柔らかく揉んで形をつくるので、熱さは一瞬で、チクッとする痛みのような感覚が得られます。
灸痕は、もぐさのヤニが茶色くついたり残ることもありますが、とてもよく効きます。それでもイヤという方は、ご相談ください。

 

間接灸

紙製の筒(直径9ミリ)にモグサを詰めたカマヤミニ(弱タイプ)を用います。
これは、モグサを直接肌に乗せない間接灸で、じんわりとした温かさが身体に浸透していきます。
当院ではあまり使いませんが、症状によって使い分けます。

 

棒灸

もぐさを紙で円柱棒状に巻いた棒もぐさを用います。
皮膚に気持ちよい温かさが感じられるところまで近づけたり、遠ざけたりします。

灸頭鍼(きゅうとうしん)

冷えが原因と思われる病態が、冬はもちろんのこと、冷房にさらされる夏でもよく見られるようになりました。

灸頭鍼は、鍼治療の効果に、お灸治療の温熱効果をプラスした治療法です。
鍼の鍼柄(しんぺい)部分にもぐさを取り付けて燃焼させ、その輻射(ふくしゃ)・伝道熱で身体を温めます。血行がよくなり芯までぬくもるので、冷えが改善されます。とても気持ちがよく、眠ってしまう方もおられます。
当院で使用するお灸の代表格が、この灸頭鍼です。

鍼灸院がはじめての方へ

鍼灸院に行かれたことのない方のために、鍼灸治療についてご紹介します。
「治療の流れ」とあわせてお読みください。

治療の流れ

当院でどのように治療をすすめていくか、写真入りでわかりやすくご紹介します。

小児鍼(しょうにしん)

お子さんの疳の虫や夜泣きにお悩みではありませんか?
鍼灸は、西洋医学では治りにくい、子ども特有の症状にとても効果があるんです。「刺す」のではなく、皮膚を「撫でるようにこする」だけの軽い刺激なので、痛くも怖くもありません。